| ■辛酸なめ子(漫画家・エッセイスト) |
女子の派閥争いの真相をここまで描いた作品は他にありません。
この作品の美しさから目を離せませんでした。 |
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| ■冨永昌敬(映画監督) |
そこらへんで起こりつつある小さな闘争の火種をほったらかしにする入江悠の不埒な大らかさは、対立するセクト間の小競り合いや退屈な恋人たちの乱取り、あるいは吹雪の中での命を賭したじゃんけんや具合の悪い一家団欒を、どういうわけかハッピーに描いてゆく。これは何だろう。ちょっと余裕のある感じがつくづくうらやましい。
とりあえず「埼玉生まれの適度な洗練」と呼んでおこう。
そして闘争こそがアクションを始動し、映画をハッピーに盛り上げてゆくのだ。
しかしである。この人は神奈川生まれなので、この面白さはもう、スクリーンでご確認いただくしか法はない。 |
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| ■大林千茱萸(映画感想家) |
入江悠監督作品は映画自体がどこに向かっているのか目的意識がハッキリしていて潔い。
物語運びに淀みがなく、巧みな省略から感じられる躍動感が見事だ。
何より常軌を逸した状態から生じる独特の喜怒哀楽を描く達人である。 |
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| ■塩田時敏(映画評論家/ゆうばり国際ファンタスティック映画祭ディレクター) |
「OBSESSION」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭に出た'03年は「美女缶」や「スキージャンプ・ラージヒル・ペア」も出品されたインディーズの当たり年だった。
今またここに入江監督が注目を浴びるのは当然であり、嬉しい。
なぜなら入江悠監督作品こそは映画の何たるかを肌で感じさせてくれるからである。
映像の快感が背筋を走る。 |
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