KOHEY(映像機材会社勤務)
先日、韓国に撮影で行って来た。
海外経験はほとんどと言って良いほどなく、まして撮影で海外へ行くのは初めてであった。
タイミングが悪くパスポートが切れるため更新したり、韓国と日本ではコンセントのプラグの形状と電圧が異なったりと問題は山積みした。
ちなみに15~20年前に韓国では基本的に交流の電圧が110Vから220Vに切り替わり、2005年現在では220Vが主流となっているようだが、110Vのものもまだ残っている。
プラグの形状は220VがB1、110VがB2であった。
(ちなみに日本のプラグの形状はA)
もし、これから韓国へ撮影に行かれる方は参考にして頂きたい。
さて、今回の自身での一番の問題点は機材を日本から持っていくことであり、全パートの助手さんが韓国スタッフということであった。
つまり機材トラブルが万が一発生した場合、自分である程度何とかする、くらいの気持ちで現場に臨まないといけないということである。
幸いなことにプロデューサーやコーディネーター、照明チーフが日本語を話せたこともあり、筆者としては気が気ではなかったのである。
あちらのスタッフはとても親切で気のいい奴ばかりであった。
≪奴≫と表記するのが失礼なのは承知であるが、でも筆者としてはそれくらい親近感を持っていた。
筆者自身はビジコン(写っている画を見るためのフィルムカメラに取り付けられたビデオカメラ)の係りだったため、必然的に撮影部と接する事となる。
撮影セカンドの金さんとは特に気が合い、あちらも優しく接してくれた。
しかし、現場だけでなく普通に韓国で過ごしていて思ったのがやはり言葉の壁であった。
これはとても大きい。
撮影セカンドの金さんをはじめ、日本語を離せないスタッフとは必然的に世界の共通語とも言える英語での会話となる。
こちらも片言あちらも片言の英語で話すのだが、やはり少しでも細かい事を互いに伝えようとすると、すぐに無理が生じてしまう。
分かり合おうとする気持ちにも限界はあるのだ。
通訳さんがいないときは身振り手振りでカバーするしかないのだがこれは本当に情けない気持ちになった。
恋愛とは大きく異なるものの、分かり合えない辛さ・もの悲しさ。
なんと果てしなく遠いものだろう。
(この表現でさえ、筆者の拙い感性や表現力を物語っているのだが・・・)