レポート - REPORT

2004年11月某日

SEVEN DRIVES』と『部屋の片隅で、愛をつねる』がダブルでノミネートされた。

映画祭の場所は長野県の上田市だという。

上田といえば敬愛すべき真田一族のお膝元。戦国時代随一の智将として知られた真田昌幸・幸村である。いつか真田十勇士を映画化しようと企んでいる私にとって、上田はまさに聖地。この映画祭は万難を排して行かねばならない。

風邪気味の身体を奮い立たせて新幹線に乗った。

ところが、風邪で出発が遅れたため上田駅に着いたのは上映の約30分前。

かの有名な上田城に参詣する時間も無い。最大の痛恨事である。

上田城といえば説明するまでも無く、関ケ原の戦いにおいて徳川家康の子・秀忠の猛攻を食い止め、屈辱の足止めを喰らわせた名城として名高い。

世が世なら切腹ものであるが、仕方が無いのでせめてもの報いとしてタクシーに乗るのをやめ、町を見ながら徒歩で会場へ向かう。

途中、上田といえば蕎麦ということで蕎麦屋にて天麩羅そばを食す。

ところで肝心の映画祭の方はといえば、『大賞』であった。

これまでの人生において優勝や佳作はあれど、『大賞』は無い。

喜びは熱とともに最高潮に達し、身体は真田一族の魂とともに天へ昇るかのようである。

壇上で受賞の言葉を述べる際には、足は諤々と震え、口はモゴモゴと不明瞭な言葉を発し、身体中からすべての汗が外に出でんとす。

それでも良いのだ。作った映画が評価されたのだから。

映画祭後はスタッフの方々や映画監督をはじめ上田市長まで、様々な方達と飲みに行く。

うえだ初体験は数時間の出来事であったが、それはまさに素晴らしいひと時であった。うえだの夜の下、機会を見つけて今度はロケハンに来ようと固く誓う。

素晴らしい映画祭を成功させられたスタッフの方々に感謝。

フォトレポート

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